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筆耕を知らない世代が現れた?若い人はこれだから?!

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2025年5月10日まいどなニュースの「筆耕を知らない世代が現れた」ネットざわつく→初めて知った人たちは「なんて美しいんだ」「こんな便利なサービスが」という記事を読みました。

記事によると、「デパートでご祝儀袋の名前を書いてくれるサービスがあるらしい」美しい文字で書かれたご祝儀袋を見て、筆耕のサービスを知ったという内容のSNSの投稿が注目を集めたそうです。
昔は街の結納品を販売しているお店や百貨店に「筆耕さん」と呼ばれる書道上級者がいて、お店で買ったのし袋に名前や金額をすらすらと書いてくれました。「素敵なサービス」「なんて美しいサービスなんだ」「結婚式ラッシュのときに知りたかった」などの声があったそうです。また、「筆耕を知らない世代が現れた」「最近じゃあまり知らないんだろうな」「昔は百貨店に書いてくれる人が常駐していたなあ」などの反応も多く、筆耕を知らない人がいることに驚く声も多数ありました。
この記事のコメント欄に「50近いけど知らなかった そんな高級なものに関われる上品なお育ちじゃなかったから」というのがありました。私も同意見です。

私が筆耕という仕事があることを知ったのは、5年ぐらい前でしょうか。40歳過ぎてからです。
つい最近のことです。
ある年賀状印刷のカタログを見ていた時のことです。最後のページに載っていました。

へぇー1枚1枚筆で宛名を書いてくれるんだ、すごい!!
当時1枚500円だったことを覚えています。結構いいお値段!というのが私の感想です。
そりゃそうだプロの手書きだもん!
それにしても、このはがきの小さいスペースによく書けるなと惚れ惚れしました。
私の年賀状は裏も表もすべてパソコン印刷、一言添えているので、それだけボールペンで書きます。
え?講座修了したのに?一応、毛筆書士3級合格よね?
私の友達に毎年宛名を筆ペンで手書きしてくれる素敵な女性がいるのですが、達筆~というより、上手だけどかわいらしくきれいな文字で、私は好きです。文字、配列ともに彼女の方が上だとさえ感じます。


賞状書士講座でも封書・ハガキの宛名書きの課題を提出しましたが、ハガキの宛名書きは、案の定、文字が大きいと先生から添削を受けました。たしか私は、賞状用の小筆で書いてしまった覚えがあります。後になって、講座のガイドブックを見直していたら、もうワンサイズ下の一番細い筆があったことに気づいたのです。なんとも書きにくいわけだと思いました。でも、でもその小筆を使っても、小さく書くのはやっぱり至難の業です。最近は老眼で小さい字には拒否反応が出ます。

この筆耕というお仕事、今は印刷が主流となっていて、昔に比べて需要が減ってきていると思いますか?
たしかにその通りです。しかし、印刷でできるから、その方が簡単だし、人員削減できるしみたいな感じで筆耕さんが減ったと思われている、私もそう思っていました。

でもこの記事を読んでもわかるように手書きの需要はまだまだあります。

筆耕という技術が難しすぎて、書ける人がいなくなっていった、だから、筆耕さんがいなくて、印刷になってしまったというのもあるみたいです。機械化に置き換えられて、やっぱり需要ってあまりないんだと思う方も多いと思いますが、そもそも毛筆による手書きの仕事があるなんて知らない人が多いこともわかりました。

では、知ったところで1枚500円払う?

払う方とは、つまり、手書きならではの温かさや特別感を求めている素晴らしい方です。私は、払ってもらえるような字を書けるようになりたくて、勉強中なのです。

でも、筆耕さん(筆耕士)てもうあんまりいないんでしょ?

それが、けっこういます!

今はネットで仕事ができる時代となり、ココナラやメルカリなど、筆耕士が多数存在しています。
そこで、私がもう1つ知ってもらいたいことがあります。それは、筆耕士によって書かれる文字が違うということです。書風が違ういうことです。習った通信講座や書道教室によって違います。

私は、そんな違いがあることも知らずに、がくぶんの実用賞状書士養成講座を学んだのですが、やはりここの書風が好きです。あまりいないみたいで、いろいろな筆耕サービスの文字を見比べてみても、私が書けるようになりたい、または、いただいたらうれしいと思うのはありません。

とにかく頑張ります!